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多くの皆さまにご参加を頂き、2019年第38回総会は、盛大かつ盛況のうちに終了できました。ご協力を頂いた方々に感謝申し上げます。
日 時 | 2019年5月19日(日) 午前10時より(9時30分 受付開始)/午後5時閉会 |
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会 場 | 建築会館(東京・田町) |
当日会費 | ●正会員:10,000円 ●特別会員・終身会員:5,000円 ●準会員・臨床研修医:4,000円 ●非会員:事前登録12,000円(登録締切4月25日)/当日15,000円 |
建築会館(東京・港区)
〒108-8414 東京都港区芝5-26-20 (当日ホール直通 TEL03-3769-2977)
●JR山手線・京浜東北線 「田町駅」徒歩3分
●都営地下鉄浅草線・三田線「三田駅」徒歩3分
※駐車場はございません
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9:30 | 受付開始 | |
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9:55 | 開会 | 司会:西村 真 理事 |
開会の挨拶 | 小佐々 夫 会長 | |
10:00 | 教育講演 Ⅰ | |
『 叢生に対する咬合誘導の再確認(その1) ーそのタイミングとタイミングに合わせた治療法ー 』 |
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当会顧問 各務 肇 先生 |
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11:00 | 特別講演 Ⅰ | 座長:福原 達郎 名誉会長 |
『 歯の萌出障害のリクスマネージメントと外科的咬合誘導法について 』 | ||
昭和大学歯学部 小児成育歯科学講座教授 島田 幸恵 先生 |
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12:30 | 昼食 | |
12:45 | 第38回総会 | |
2018年度事業報告・決算報告並びに承認 2019年度事業計画案・予算案の承認 新認定医の紹介・認定証授与 |
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13:30 | 特別講演 Ⅱ | 座長:山口 秀晴 顧問 |
『 呼吸と歯科の深い関係:ある矯正歯科医の臨床・研究の旅 』 | ||
東京医科歯科大学 咬合機能矯正学分野教授 小野 卓史 先生 |
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15:30 | コーヒーブレイク(ロビー) | |
15:45 | 会員発表 1 | 座長: 中村 睦子 理事 |
『 ⅢB期から始めた叢生の症例 』 『 成人Ⅰ級叢生の症例 』 |
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当会会員 (京都市伏見区開業) 馬渕 隆史 先生 |
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16:15 | 会員発表 2 | |
『 永久歯歯列症例 ー片側性臼歯部交叉咬合(Cross Bite) 』 | ||
当会会員 (東京都豊島区開業) 仙田 直樹 先生 |
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16:40 | 会員発表症例に対してのアドバイス | |
各務 肇 先生 | ||
17:00 | 閉会の挨拶 | 小泉 英満 副会長 |
○特別講演Ⅰ:島田 幸恵 先生
『 歯の萌出障害のリクスマネージメントと外科的咬合誘導法について 』
萌出障害した歯は、隣接歯の歯根を吸収しても痛みを伴わないため発見が遅れる要因となる。常に歯の萌出時期を念頭に口腔内診察を行うこと、歯が萌出障害されている部位では、歯槽堤の幅、深さ、および高さの成長が少ないことに着目し歯の萌出のリクスマネージメントすることが重要である。萌出障害の原因を摘出後、咬合面にスーパーボンド®︎で矯正用のボタンを付与し簡単に萌出誘導することができる方法(Shimada Method)や、萌出障害のため萌出方向異常を伴った場合には、原因を除去後に萌出障害歯を意図的に脱臼し、萌出方向を整直してからサージセル®︎をパックするだけで萌出誘導する外科的咬合誘導法を行うとよい。
○特別講演Ⅱ:小野 卓史 先生
『 呼吸と歯科の深い関係:ある矯正歯科医の臨床・研究の旅 』
古より「歯亡舌存」(説苑)といわれるように、舌は、生涯にわたり顎顔面口腔領域の形態および機能に影響を与える器官である。演者は、大学院時代から一貫して舌の生理的な機能ならびにその障害に関する研究に携わってきた結果、「舌は呼吸器官である」と認識するに至った。顎顔面口腔領域は、舌を中心として咀嚼のみならず呼吸機能において重要な役割を果たしている。本講演では、成人における外科的矯正治療における睡眠呼吸障害の考え方、若年者における軽度ならびに重度の呼吸障害を想定した動物実験から得られた最新の知見を通じて、如何に歯科が呼吸と密接に関連する分野であるかを明示し、患者QOLの向上を目指した臨床に供したい。
○教育講演 Ⅰ: 各務 肇 先生
『 叢生に対する咬合誘導の再確認(その1)
ーそのタイミングとタイミングに合わせた治療法ー』
当会会員は、「不正歯列を原因とする不正咬合」や「不正咬合からおこる不定愁訴」の予防に向けた咬合の誘導や咬合の育成に取り組んでいます。各先生にそれぞれ巡り合った子どもたち一人ひとりを健康に導き、助けようとしています。
当会の咬合誘導とは、3D装置などを使用するルティーンコースを基とし、先生方は、各自でその子どもに合わせた治療行程をおこなっています。
本年のテーマは「叢生について考える」です。
予防矯正をするなかで、咬合誘導を的確におこなっていくには、初診や検査後の「親との対話」の段階が最も大切です。
人にとって、一番はじめの叢生は下顎前歯群、次に上顎の前歯叢生です。この叢生をどのように説明して(子どもの将来のために)いつ、どのように治していくのか?その行程を説明していくなかで重要な、当会会員のみが知り得ている細かい方法やコンセプトがあります。それらを再確認しながら、2回に分けて話を進めていきたいと思います。
親に何を教えるのか?どう話すのか?
- ・なぜ「子どもをいじめない矯正」なのか?について
- ・なぜ永久歯列になるまでは外へ装置をつけないのか?について
- ・3D装置→何が目的なのか?について
- ・叢生はなぜ早く治さないのか?について
- ・これから萌えてくる歯との関係と歯列の動きについて
- ・噛み合わせの上顎歯列と下顎歯列の関係について。
- ・下顎前歯や上顎前歯の叢生はいつ治すのか?について
- ・舌と口輪筋の話。−−内側で使用する3D装置との関係について
- ・歯列の成長発育について
- ・顎骨の生長発育について
- (他)
ポスター 展示 |
『 アングルⅡ級 上顎抜歯叢生症例 』 |
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当会会員:太田 敏 先生(埼玉県蓮田市開業) | |
症例展示 | 『 上顎左側中切歯・犬歯の埋伏牽引叢生症例、術後11年経過 』 |
当会会員:吉本 彰宏 先生(千葉県千葉市開業) |