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2024年第43回総会は、123名の方にご参加頂き、盛況のうちに終了することができました。 ご講演頂いた先生方をはじめ、皆さまのご協力とご支援に心より御礼申し上げます。
メインテーマ 予防矯正(その3)
日頃より、会員および関係者の皆様におかれましては大変お世話になっております。
2024年は、海外で紛争が勃発し激動の年になりそうですが、この会の我々の使命は、生涯健康な人生を送るための身体づくりを実行できるように手助けしていくことに変わりはありません。
今回も昨年に引き続き、小児期からの咬合の大切さに重点を置いて行いますが、今後は講演内容を広範囲に広げつつ構成していければと考えております。プログラムをよくご覧になり、是非とも貴重な講演をお聞きにいらして頂けますよう、よろしくお願いいたします。どうぞご期待ください。
たくさんの先生方のご参加を心よりお待ち致しております。
J.O.S.G.(日本一般臨床医矯正研究会)
会 長 勝沼 稔
日 時 | 2024年4月14日(日) 午前10時より(9時30分 受付開始) |
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会 場 | 建築会館(東京・田町) | |||||||||||||||
参 加 費 |
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建築会館(東京・港区)
〒108-8414 東京都港区芝5-26-20 (当日ホール直通 TEL03-3769-2977)
●JR山手線・京浜東北線 「田町駅」徒歩3分
●都営地下鉄浅草線・三田線「三田駅」徒歩3分
※駐車場はございません
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9:30 | 受付開始 | |
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開会 | 司会:松井 章 先生 | |
開会の挨拶 | 勝沼 稔 会長 | |
10:00 | 教育講演 | |
「 治療行程をスムースに早くするための各所でのポイント(その1) 」 ー見逃している会員が多いー |
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当会顧問 各務 肇 先生 |
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12:00 | 昼食 | |
第43回総会 | ||
議長選任 2023年事業報告と2023年決算採決 2024年事業計画と2024年予算採決 |
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13:30 | 特別講演 | 座長:川本 達雄 顧問 |
「 こども園との活動で経験し見えてきたこと 〜口腔育成指導へのブリッジング〜 」 | ||
いけだ歯科医院 副院長(長崎市) 日本小児歯科学会(専門医) 池田 靖子 先生 |
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15:30 | コーヒーブレイク | |
16:00 | 会員発表Ⅰ | 座長:三村 善郎 理事 |
「 不定愁訴を伴う Angle ClassⅡ DeepBite 成人症例」 | ||
当会会員 野田 和裕 先生 |
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16:30 | 会員発表Ⅱ | 座長:三村 善郎 理事 |
「 1)プロサッカー選手の開咬症例における矯正治療と競技サポート 」 「 2)女子プロサッカー選手で左右側切歯のクロスバイトを伴うアングルクラスⅡ div.1 における矯正治療と競技サポート 」 |
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当会会員 関根 陽平 先生 |
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17:00 | 閉会の挨拶 | 赤沼 岩男 副会長 |
●特別講演●
こども園との活動で経験し見えてきたこと
~口腔育成指導へのブリッジング~
いけだ歯科医院副院長
小児歯科専門医
池田 靖子 先生
「“とことん遊ばせて、たくさん食べさせて、しっかり寝せる”は、子どもの身体だけでなく安定した情緒までも作っていく。」は、私が歯科園医として勤める園長達の言である。保育現場には屈託ない笑顔で歌を口ずさみ元気に遊び、給食を楽しむ光景がある。年長児の過蓋咬合が少なく(2022年度:4か園0~10%、1園25%)、3歳児まででの反対咬合の自然改善も毎年経験する。保育現場からの学びは歯科臨床で身体支援のために活用できることが多い。
一方で最近は、従来の保育法だけでは対応が難しい入園児に出会う事も多く、その対策として、歯科医師、理学療法士や助産師と事例検討を重ねながら、口腔育成も兼ねる経験もできたのでご報告したい。
●教育講演●
治療行程をスムースに早くするための各所でのポイント(その1)
ー見逃している会員が多いー
JOSG顧問
各務 肇 先生
定期のコースも長年に渡ってきたが、その間に「いかに会員がやりやすく、そして治療もスムースに行われるか」について、常に新しいものを追加してきました。
しかし、未だに古いままの考えや方法で苦慮しておられる会員を見受けます。
今回から、その大切な小さなポイントについて、以下の順で細かく説明し、皆様の治療をいかにスムースに楽にするか?を考えていきたいと思います。
その1.反対咬合(早期)治療の行程において
その2.咬合誘導の行程において
①上顎の床矯正装置について ②3D装置の時期の中で
その3.マルチ・ブラケットでの仕上げの行程において
その4.マルチ・ブラケットのはずし方と行程について
その5.仕上げのバイト・チェックや形態修正について
今回はその1についてお話します。
事前に配布するプログラムの抄録にはもう少し内容を詳しく書きます。
教育講演について:各務 肇 先生の追加抄録
「治療行程をスムースに早くするための各所でのポイント」
ー見逃している会員が多いー
(その1)反対咬合(早期)治療の行程において
これまで各種定期コースや、総会・例会などで理論や方法を教えてきました。その中では各種症例や装置などについて「スムースな効果を発揮させるための」細かいテクニックも論じてきました。
定期コースも回が進むにつれ「皆様が解っていないこと」「まちがっていること」に対する解決方法などをどんどん追加し、主なことは総会や例会でも特集してきました。
そうした結果、古くに受講された先生方(再受講などでどんどん勉強されている方を除く)より、近年新しく受講された先生方の方が、「よりスムースに治療が進められている」ように感じます。これは、小生が皆様からの「診断」を長年拝見してきて、常に変化を感じています。
そうした中で、未だに理解されていなかったり、違う方向へいって、治療が遠回りになって、終了まで長引いて困っている症例が多くなっているように伺います。
今回は、反対咬合について、
- ○年齢的な問題
- ○年齢を追って、どんな症例はどうするか?
- ○症例によって、どこまで手を付けるか?治せるのか?
- ○どんな装置の時、親や患者と何を話すか?
- ○装置の使い方の時、何を話すか?
- ○話の方法、内容によって、治り方が変わる。
など、ぜひしっかりと頭を入れて、小生と同じ話し方ができるようにしていただければと思います。