HOME > 総会・例会のご案内 > 令和6年(2024年)例会
2024年例会は、多くの方にご参加頂き、盛況のうちに終了することができました。
ご講演頂いた先生方をはじめ、皆さまのご協力とご支援に心より御礼申し上げます。
メインテーマ 予防矯正(その4)!!
会員の先生方におかれましては、お忙しい中JOSG発展のためにご尽力いただきまして誠にありがとうございます。
前回に引き続き各務先生の講演では、「臨床で直ぐやりたいこと」が見つかるような、多くのヒントが述べられることでしょう。
また、今回の教育講演では、本会会員の中から満を持して玉城先生に登壇していただきます。玉城先生は、今の子供たちの様々な不調を改善するために、どうしたら楽しく生きることが出来るかを大切にし、時代に合致した診療に取り組んでおられます。もちろん、各務先生の教えを診療に取り入れています。絶対に聞き逃さないようにしてください。
そして、会員発表は、ベテランの2名の先生にお引き受けいただいております。
「今、自分はどこの段階にいるか」を把握し目標をもって時間の使い方を編集し、ぜひ講演会に参加してみてはいかがでしょうか。
気候変動など激しい中、より一層のご自愛賜りますよう心よりお祈り申し上げます。
J.O.S.G.(日本一般臨床医矯正研究会)
会 長 勝沼 稔
日 時 | 2024年11月10日(日) 午前10時より(9時30分 受付開始) |
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会 場 | 建築会館(東京・田町) | |||||||||||||||
参 加 費 |
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建築会館(東京・港区)
〒108-8414 東京都港区芝5-26-20 (当日ホール直通 TEL03-3769-2977)
●JR山手線・京浜東北線 「田町駅」徒歩3分
●都営地下鉄浅草線・三田線「三田駅」徒歩3分
※駐車場はございません
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9:30 | 受付開始 | |
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9:55 | 開会 | 司会:末安 貞治 先生 |
開会挨拶 | 勝沼 稔 会長 | |
10:00 | 教育講演 Ⅰ | |
「治療行程をスムーズに早くするための各所でのポイント (その2)」 ― 混合歯列期からマルチブラケット仕上げの前までの行程 ― |
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当会顧問 各務 肇 先生 |
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12:00 | 昼食 | |
13:00 | 教育講演 Ⅱ | 座長:山口 秀晴 顧問 |
「子ども達の代償」 | ||
さわやか歯科子どもの発達研究所 所長 医療法人橿の木会 理事長(奈良県橿原市) 玉城 義久 先生 |
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15:20 | 質疑応答 | |
15:40 | コーヒーブレイク | |
16:00 | 会員発表 Ⅰ | 座長:川本 達雄 顧問 |
「 ① 3D症例 下顎7埋伏症例 」 「 ② AngleCl1ディープバイト症例 」 |
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当会会員(京都府京都市) 三村 善郎 先生 |
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16:30 | 会員発表 Ⅱ | 座長:川本 達雄 顧問 |
「成長発育期からの叢生症例と成人における上顎前歯叢生症例」 | ||
当会会員(埼玉県蓮田市) 太田 敏 先生 |
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17:00 | 閉会挨拶 | 小泉 英満 副会長 |
●教育講演Ⅰ●
治療行程をスムースに早くするための各所でのポイント(その2)
-混合歯列期からマルチブラケット仕上げの前までの行程-
JOSG 顧問
各務 肇 先生
前回は反対咬合のすべてについて、細かく解説しました。
今回は反対咬合のない症例、あるいは早期に反対咬合を治療した後の症例などで、これから萌えてくる永久歯をいかに非抜歯で並べるか?の行程について、会員が見落としている細かい調整について説明します。ご自分の診療の中で再考していただきたい。
- ☆上下歯列での、ポールのルティーンコース前の観察時に行うとよい方法について
- ☆上下歯列での、ポールのルティーンコースの細部について
- ☆遠心歯肉に悩まされる第一大臼歯のBandについての一方法
- ☆3D Lingualから3D Quadへ移行するまでに絶対にやっておかなければならない事とは
- ☆永久歯萌出までの細部についての考え方と方法
事前に配布するプログラムの抄録には、もう少し詳しく書きます。
教育講演について:各務 肇 先生の追加抄録
「治療行程をスムースに早くするための各所でのポイント」
―見逃している会員が多い―
(その2)混合歯列期からマルチブラケット仕上げの前までの行程
今回はその2です。
これまで各種定期コースや、総会・例会などで理論や方法を教えてきました。その中では各種症例や装置などについて「スムースな効果を発揮させるための」細かいテクニックも論じてきました。
定期コースも回が進むにつれ「皆様が解っていないこと」「まちがっていること」に対する解決方法などをどんどん追加し、主なことは総会や例会でも特集してきました。
そうした結果、古くに受講された先生方(再受講などでどんどん勉強されている方を除く)より、近年新しく受講された先生方の方が、「よりスムースに治療が進められている」ように感じます。これは、小生が皆様からの「診断」を長年拝見してきて、常に変化を感じています。
そうした中で、未だに理解されていなかったり、違う方向へいって、治療が遠回りになって、終了まで長引いて困っている症例が多くなっているように伺います。
- ○生まれた時から、やらなければならないことは、親や世間への指導のために頭に入れておく
- ○どんな症例でも、矯正を始める前に、上の4前歯は必ず根尖の状態をみること
- ○上下歯列での、ポールのルティーンコース前の観察期に行うとよいこと
- ○の萌出を確認したら(半萌出以上)どうすると何がいいのか
- ○乳歯列の切端咬合は、永久歯萌出で、正常被蓋に治ることがあるのはなぜか?
- ・この時、どのような症例が治らないのか?
- ・どのような症例が反対咬合になっていくのか?
- ・どのような症例がBiteが深くなるのか?
- ○上下歯列でのポールのルティーンコースの細部について
- ○混合歯列期の前歯の過蓋咬合を浅くする3通りの方法
- ○遠心歯肉に悩まされる第一大臼歯のBandの作り方についての一方法
- ○口輪筋の使い方を知っていると歯列作りは簡単にできる
- ○下顎歯でのスペース作りは、小臼歯の拡大は関係ない――犬歯間幅のみである
- ○3D Lingualから 3D Quadへの移行の前に絶対忘れてはいけない調整
- ○3D(上下歯列で)Quadからマルチブラケットへの移行の時、そのQuadはどのように考えるのか?どうするのか?
など、ぜひしっかりと頭に入れて、小生と同じ話し方ができるようにしていただければと思います。
●教育講演Ⅱ●
子ども達の代償
医療法人橿の木会理事長
日本子ども虐待防止歯科研究会理事
社会福祉法人大和育成園監事
日本臨床睡眠医学会会員
玉城 義久 先生
子ども達の口腔周囲癖は呼吸性代償行動と捉えれば論理的に辻褄が合い、治療が可能である。指吸、おしゃぶり、姿勢が悪い、睡眠時無呼吸、おねしょ、ADHG、ASDまで関係が深い、また私たち歯科医療従事者を悩ましてきた咬合力のコントロールも可能である。いままで JOSGで教えて頂いた舌側弧線装置、拡大床オクルーザルカバー付き、ポールスプリントを使用しながら子ども達にどのようにアプローチしたらよいのか?またその論理的進め方もお伝えできればと思う。